里海の魅力

現在、地球温暖化・環境破壊などが進み、環境や自然の保護の大切さが強調されるようになりました。そして、その保護の対象の中には里海も含まれています。里海は、水産・流通・文化などを支えてきた海域です。人が住むところと自然の間に位置します。人間の手が入っているため、その影響を受けながら生態系が成り立っている場所といえます。

 

人が入るため、里海の生態系、環境が良好な状態でい続けられるかは、人間の関わり方ひとつで決まってしまいます。工業化が進んだことで、産業廃棄物の投棄、汚染物質の流入などにより深刻な水質汚染問題が発生しました。また、それだけでなく海に住む動植物の生態系が崩れてしまい、絶滅危惧種にも指定されるものも出てくるようになりました。

 

人は自然がないと生きていけませんので、自然の恩恵に感謝し、自然と共存していく方法を模索しなければなりません。あえて人の手を入れない海域を加えるなど、海域の環境や生態系を維持保全することもひとつです。魚を釣ってはいけない区域を設けることなども有効でしょう。

 

政府もその大切さを改めて見直し、里海を守り、再生させるため、海域の支援事業を進めています。まず、海洋生物たちの生息海域を守ってあげ、資源管理を行うことで、生態系を維持することが大切です。そして、水は循環していることを認識して、海だけでなく森も一体として考え保全管理をする必要があります。また、里海とふれあい、自然の恩恵を改めて気づくことが大切です。それから、より多くの人が集まって、地域の個性を大切にしながら里海のために具体的な行動をとることが第一歩となります。

 

人間は自然なしには生きてはいけません。自然のありがたみをきちんと認識して行動することが重要です。次世代の子ども達にこの大切な自然を受け継がせていくために今の私達ができることはたくさんあります。きれいな海、優しい海、かけがえのない海、この「里海」を慈しみたいものです。